総合型選抜の対策方法は?大学によって異なる総合型選抜の関連情報を紹介

このサイトでは、大学入試で実施をされるようになった総合型選抜テストの概要を紹介していきます。
昨今では高校を卒業すると、約80パーセントもの方が大学に進学をされるようになりました。
日本の教育水準は先進国のなかではまだ低いものですが、今後は国際社会に対応ができる教育を施される見込みです。
入試には一般試験のほかに推薦選抜というものがあり、後者を利用するとより有利に合格を目指せます。
ここではその対策も見ていきましょう。

総合型選抜の対策方法は?大学によって異なる総合型選抜の関連情報を紹介

大学で行われている総合型選抜の関連情報では、高校生時代の総合的な成績が重要なカギを握っています。
総合型選抜の対策では、まずは在籍をしている学校の成績を一定に保つようにしないといけません。
大学の偏差値にもよりますが、B以上の成績をマークし続けていれば、65までの偏差値の学校であれば選抜試験をパスすることが可能です。
二次試験は面接と小論文のみなので、非常に負担を軽減して入試に挑めるようになることがわかります。

総合型選抜対策の第一歩は大学の情報収集

総合型選抜は、大学や短大が求める学生像に合う人を選ぶ試験です。
そのため、総合型選抜で受験を考えている方は、入学したい大学や短大のことをよく知ることが重要となります。
そこで、大学を知るための情報収集のコツを取り上げます。
まず押さえておきたいのが学校案内です。
学校案内には、学部ごとのカリキュラムが掲載されています。
希望する学部が決まっている場合は、同じ学部が設置されている他大学のパンフレットと比較すると、学校ごとの特色が見えてきます。
その特色の中で、自分が興味を持った内容をチェックしておきましょう。
次に募集要項です。
募集要項はつい入学の試験方法などに着目しがちですが、実は募集要項の冒頭には、たいていの場合学校側が求める学生像を示してくれています。
その学生像と自分が合っているかどうかを見極めたうえで、学生像に合わせたアピールを考えることをおすすめします。
大学案内や募集要項を調べていくうちに、大学の特徴が分かるだけでなく、自分にとって学びたいことが何か、ということも知ることができます。
そして、この大学に入りたいという気持ちも自然と芽生えてきて、面接などで強くアピールすることが出来るようになります。
そのため、大学の情報収集をしっかり行いましょう。

目指す進路が決まると総合型選抜の対策もしやすくなる

高校は大学に入る通過点を考えている人がけっこういてそこでやりたい仕事に就くために頑張ることを考えると言うケースもありますが、そのためにも希望する学校に入る必要があるので大変です。
学力で入ろうとすると偏差値を気にして高校生活は受験勉強に明け暮れることになりますが、最近では総合型選抜を取り入れているところが増えているので学力に自信がない人でも不安に感じることはあまりないです。
ただ総合型選抜と一言で言っても何をクリアすれば合格するのか確認する必要がありますが、どんどん実行に移すためにも方向性を決めておくことが大切です。
目指す進路が決まると総合型選抜の対策もしやすくなるので、早い段階から大学に入って何がしたいのかを考えてその目標に従って動くことが重要です。
このように高校生活の早いうちから進路を決めておくと先手先手で動くことができるので、具体性がなくてもなるべく早く凡その方向性を定めるようにした方が良いです。

総合型選抜は面接や小論文が重視される傾向が強いので対策が必須

総合型選抜で受験しようと考えている方が多くいると思われます。
昔はAO入試と呼ばれていて、学力以外の部活動なども考慮されて、大学にマッチした学生が合格できる入試方法です。
一般選抜は学力検査が重視されるのに対して、総合型選抜は面接や小論文が重視されているため、自分の魅力や特徴をアピールできるようにしっかり対策をしてから本番を迎えることが大事になります。
特に対策を講じていなければ、不合格となる可能性が高いです。
面接で質問されることは、どの大学も基本的には同じなので、あらかじめ質問に対する答えを考えておくことが可能になります。
質問された時に考えて答えようとした場合、良い返答が重いつかないことがほとんどです。
一字一句覚える必要はありませんが、大体の内容は考えておくことをおすすめします。
答えを用意しておけば、心に余裕を持って挑むことができるはずです。
また、最低限のマナーはできていることも大事なポイントです。

大学によっては総合型選抜で専門的な質問があるので対策が必要になる

総合型選抜では小論文や面接があるのが一般的です。
面接での評価のポイントは学生の学習意欲や自主性など人間性を見ることが主な目的ですが、大学によっては面接時に口頭試問がおこなわれるところがあります。
専攻分野に対する基礎知識の深さを問うことが目的なので、文系なら英語や国語、理系なら数学や化学、物理といった教科に関する内容です。
また志望理由や小論文に関する内容について質問されることもあるので、自分が文章にして提出した内容に関しては知識を深めておく必要があります。
総合型選抜の口頭試験で評価されるポイントは4つで、まず情報感度の高さです。
学習意欲が高ければ、自分が学びたいと感じている分野の専門的な知識には敏感になるからです。
次は基礎学力です。
学部や学科に必要な教科の参考書や教科書の基本部分は押えておきます。
3つ目は論理的な思考力と伝達能力です。
質問の内容を正しく理解し、それに対して根拠を元に論理的に答えられるかどうかです。
最後は受け答えと醸し出す雰囲気を通して学生の人となりがチェックされます。
たとえ緊張していてもなるべく明るく堂々としていることが大切です。
はっきりとした受け答えと落ちついた態度は面接官に好印象です。

著者:藤江昌史

筆者プロフィール

岩手県北上市生まれ。
試験合格のために、総合型選抜の書類審査や対策について執筆しています。
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